「火災保険は火事のときだけ」と思っていませんか?
実は、台風によって家が壊れたときも、火災保険を使って修理ができるケースがほとんどです。特に、強風で屋根瓦が飛んだり、大雨で雨樋が破損したりといった被害は、多くの場合、火災保険の「風災補償」でカバーされます。
しかし、被害に遭った後、「どうすれば保険金がもらえるの?」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。この記事では、台風被害に遭ってしまったときに、慌てずに済むよう、火災保険の申請手順と知っておくべき注意点を分かりやすく解説します。
1. 被害に遭ったら、まずは落ち着いて行動!
台風の被害を確認したら、まずはご自身の安全を確保しましょう。そして、以下のステップに沿って行動することが重要です。
ステップ1:被害状況の確認と記録
家屋の破損状況を、スマートフォンで写真や動画を撮って記録しましょう。特に、以下のポイントを押さえて撮影してください。
被害全体の様子: どの部分がどれくらい壊れているか、家全体がわかるように。
被害箇所のクローズアップ: 飛んだ屋根瓦、破損した雨樋、割れた窓ガラスなど、被害がわかるように接写する。
台風が原因だとわかる写真: 庭に倒れた木の枝や、隣の家から飛んできたものなど、台風が原因であることを示唆するものを一緒に撮っておくと良いでしょう。
これは、後で保険会社に被害状況を報告する際や、修理業者に見積もりを依頼する際に非常に役立ちます。
ステップ2:保険会社への連絡
契約している火災保険の保険証券を確認し、保険会社のお客様窓口に連絡を入れましょう。保険証券が見つからない場合は、契約した代理店や不動産会社に問い合わせてみましょう。
連絡の際には、以下の情報を正確に伝えてください。
契約者氏名、保険証券番号
被害に遭った日時
被害に遭った場所
どのような被害があったのか(例:強風で屋根瓦が数枚飛んでしまった)
この時点で、保険金が支払われるかどうか、大まかな説明を受けることができます。
2. 知っておきたい!保険金請求のポイント
台風被害を修理するために、保険金を受け取るにはいくつかのポイントがあります。
風災・雹(ひょう)災・雪災補償
火災保険の基本補償に含まれていることがほとんどです。台風による強風が原因の被害は、この「風災」が適用されます。屋根や雨樋の破損、カーポートの損壊などがこれにあたります。
水災補償
台風による洪水や高潮、土砂崩れなどで被害を受けた場合は、この「水災補償」が必要です。しかし、この補償は契約内容によって付帯されていない場合があるので、必ずご自身の保険証券で確認しましょう。
免責金額(自己負担額)
保険を申請する際、必ず確認したいのが**「免責金額」**です。これは、保険金が支払われる際に、契約者が自己負担する金額のことです。例えば、免責金額が5万円の場合、修理費用が30万円かかったとしても、保険金は25万円しか受け取れません。免責金額は契約時に設定できるため、保険証券でいくらになっているか確認しておきましょう。
3. 【要注意】悪質な修理業者に騙されないために
台風の後は、被害に便乗した悪質な修理業者が増える傾向にあります。以下のような業者には注意しましょう。
「保険金を使って無料で修理できます」と訪問してくる
「今すぐ契約しないと危険です」と強引に契約を迫る
保険会社に申請する書類の作成を代行しようとする
修理業者を決める際は、必ず複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することが大切です。また、保険会社から修理業者を紹介してもらうこともできますので、迷った際は相談してみるのも良いでしょう。
まとめ:台風に備え、今すぐできること
台風被害はいつ誰に起こるかわかりません。しかし、事前に準備をしておくことで、いざという時も冷静に対応することができます。
火災保険の証券を確認し、補償内容を把握しておく。
万が一に備え、保険会社の連絡先を控えておく。
この記事が、皆さまの不安を少しでも和らげる一助となれば幸いです。
台風シーズンに備え、もう一度ご自身の保険内容をチェックしてみてください。
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