勝浦市部原の現場では、コーキング作業を行っています。
ーキング工事は、外壁塗装工事の良し悪しを左右するとても重要な工事です。
躯体に直接コンクリートやモルタルを施工するタイプの壁面に代わり、サイディングボードやALCなどパネル式の壁面材を多く使用するようになりました。
パネルとパネルをつなぐ目地部分に使うのが、弾性に富んだ樹脂系のコーキング材です。
コーキングは経年で劣化するため、定期的な打ち替え工事が必要になりますが、同じく定期的な塗り替えが必要な外壁塗装工事と同じタイミングでおこなうのが一般的です。
コーキング工事は、古いコーキングをすべて剥がしておこなう〈打ち替え〉と既存のコーキングの上に施工する〈増し打ち〉があります。
増し打ちの場合、施工時間や費用をおさえられる利点がありますが、打ち替えに比べると耐久年数が1/3以下と極端に短くなるので、長期的に見ると経済的ともいえません。
外壁塗装工事のコーキング工事は打ち替えをおすすめします。
パネル式の壁面材は気温変化などで膨張するため、隙間を開けずに設置すると緩衝しあって破損する可能性があります。
そのため、パネルとパネルの間に目地を設けて設置しますが、目地充填剤として使用するのが弾性に富んだ樹脂系のコーキング材です。
コーキング材が膨張を吸収することにより、壁材の破損を防ぎます。
目地や隙間から、雨水が内部に浸透するのを防ぐ役割も兼ねるので、目地だけでなく窓やドアの開口部まわりにもコーキング処理がされます。
コーキング工事に不備があると、雨水などが壁内部まで浸透し雨漏りも原因となります。