いすみ市大原台では屋根のタスペーサー工事を行っています🏠
タスペーサー工事は、屋根の塗り替え時に、屋根材の重なり部分に意図的に隙間を作るための重要な工程です。この隙間を確保することで、雨水の排出をスムーズにし、屋根材の浮きや劣化を防ぐ目的があります。
屋根材の塗装において、私たちが最も重視するのが『排水機能の確保』です
屋根を構成するスレート材は、実は完全に水を遮断しているわけではなく、風などで巻き上げられた水が重なり部分に入り込むことを想定し、そこからスムーズに排出する構造になっています。
新しい塗料は非常に密着性が高く、塗ることでこの『水の通り道(クリアランス)』を完全に塞いでしまいます。これを縁切り不良と呼びます。
縁切り不良が発生すると、屋根の隙間に水が溜まり続けます。これが特に問題となるのが、『毛細管現象』と『水圧』です。
毛細管現象:
塞がれた隙間の水が、屋根材の裏側へ吸い上げられます。
水圧:
溜まった水は、逃げ場を失い水圧を高めます
この高まった水圧が屋根材を乗り越え、防水シートや野地板にまで達すると、短期間での雨漏りに直結します。また、溜まった水が冬場に凍結(凍害)すると、屋根材を内部から破壊し、寿命を著しく縮めてしまうのです。
🌟このリスクをゼロにするために、『タスペーサー工法』を採用します🌟
確実な水の通り道(クリアランス)の確保:
タスペーサーは、屋根材の重なり部に差し込むことで、均一な2mm〜4mm程度の隙間(クリアランス)を確実に確保します。これにより、塗料が隙間を塞ぐのを物理的に防ぎます。
均等な支持:
一枚の屋根材につき、2箇所(左右)に設置することで、屋根材を均等に支持し、塗膜が密着した状態でも、屋根全体で水の通り道を維持します。

この小さな部品を屋根材の間に差し込んでいきます😚🏠


