長生郡一宮町一宮の現場では、外壁屋根の塗装工事を行っています。
こちらは中塗りの様子です。
写真、左側の白いところが下塗り部分
右の紺色のところが中塗り部分です
「中塗り」は、塗装工程において下塗りと上塗りの間に行われる工程です。この工程は、塗膜の耐久性や美観を大きく左右する非常に重要な役割を担っています。
中塗りの主な目的
中塗りには、以下のような重要な目的があります。
①塗膜の厚みの確保と均一化
下地の色を完全に隠蔽し、塗膜全体の厚みを確保することで、耐久性や保護機能を向上させます。
②上塗り塗料の密着性向上
中塗り塗料が上塗り塗料の密着性を高め、剥がれやひび割れを防ぎます。
③色ムラの防止
下地の色の影響をなくし、上塗り後の色ムラを防ぐことで、均一で美しい仕上がりを実現します。
④塗膜の補強
下地への浸透性や柔軟性がある塗料を使用することで、下地の動きに追従し、塗膜全体の耐久性を高めます。
⑤隠蔽性の向上
下地の色が濃い場合や、上塗りの色が淡い場合に、下地の色が透けるのを防ぎます。
中塗りの重要性
中塗りを怠ったり、不適切な塗料を使用したりすると、以下のような問題が発生する可能性があります。
①塗膜の早期劣化
紫外線や雨水などの影響を受けやすくなり、塗膜が早く劣化してしまいます。
②色ムラや色落ち
下地の色が透けたり、上塗りの色が均一にならず、見た目が悪くなります。
③塗膜の剥がれ
上塗り塗料が密着せず、簡単に剥がれてしまうことがあります。
④耐久性の低下
塗膜全体の強度が不足し、ひび割れや膨れなどの不具合が起こりやすくなります。
塗装の品質を確保するためには、中塗りは非常に重要な工程です。
弊社では、中塗りと上塗りは同じ塗料を使用しています。ただし、中塗りの色は上塗りより、ワント−ン薄い色で塗装を行います。職人によると、色ムラを防ぐためです。お客さまにも、中塗り中に仕上がりもこの色ですか?と聞かれることがあります。もう少し濃くなりますよ、とお答えさせていただいています✨️
塗料について、ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください😊