長生郡一宮町東浪見の現場では、本日コーキングの打ち替え・打ち増しの作業をおこなっています。上の写真は工事前のコーキングの様子です。硬くなり、ひび割れが起きています。
コーキング(シーリングとも呼ばれます)は、建物の隙間を埋め、防水性や気密性を保つために重要な役割を果たしています。しかし、時間とともに様々な要因で劣化が進みます。
コーキングの経年劣化の兆候
コーキングの劣化は、以下のような症状として現れます。
ひび割れ(クラック)
小さなひび割れから始まり、放置すると大きく広がる可能性があります。
肉痩せ
コーキング材が痩せて薄くなり、目地との隙間が目立つようになります。これは、コーキング材に含まれる可塑剤が溶け出すことが原因の一つです。
ブリード現象
コーキング材に含まれる可塑剤が表面に染み出し、空気中の埃などを吸着して黒ずんだりベタついたりする現象です。これが進むとコーキングが硬化し、脆くなります。
硬化・脆化
柔軟性を失い、硬くなったり脆くなったりします。
剥離
コーキング材が目地や外壁から剥がれて隙間ができてしまう状態です。最も深刻な劣化症状で、防水機能が失われます。
欠落
劣化が進行し、コーキング材が完全に消失してしまう状態です。
これらの兆候が見られた場合、雨漏りや建物の構造への影響を防ぐためにも、早めの点検と補修が必要です。
コーキングの劣化原因
コーキングが劣化する主な原因は以下の通りです。
経年劣化
時間の経過とともに、コーキング材の性能が徐々に低下します。
紫外線
直射日光に含まれる紫外線は、コーキング材のポリマーを分解し、劣化を促進する大きな要因です。
温度変化
建物は温度変化によって膨張・収縮を繰り返します。これに伴いコーキング材にもストレスがかかり、ひび割れや剥がれの原因となります。
風雨
雨水がコーキング材に浸透したり、風によって吹き飛ばされる砂埃などがコーキング材を摩耗させたりすることで劣化が進みます。
屋根・外壁材の変形
窯業系サイディングなど、雨や湿気、気温差で膨張収縮を繰り返す外壁材の場合、コーキングに負荷がかかり劣化を早めることがあります。
しっかり養生をおこないコーキングガンを使用して打ち替えをおこないました。
下の写真が取り外したコーキングの一部です
お家一軒で袋一杯のコーキング取り外します😆👌