いすみ市大原台の現場では、下塗り作業を行なっています😊
塗装の下塗り作業は、きれいで長持ちする塗装をする上で非常に重要です。
1. 下地の確認と処理
* 下地の状態確認:
塗装する面がどのような状態かを確認します。ひび割れ、剥がれ、サビ、カビ、汚れなどがないか入念にチェックします
* 清掃:
砂やホコリ、油分、古い塗膜の浮きなどをワイヤーブラシやスクレーパーで徹底的に除去します。水洗いできる場合は、洗剤を使ってきれいに洗い流し、十分に乾燥させます。
* 補修:
ひび割れや穴がある場合は、パテなどで補修し、平滑にします。サビがある場合は、サビ止めを施す必要があります。カビが生えている場合は、カビ除去剤で処理し、よく乾燥させます。
* 研磨(目荒らし):
新しい素材やツルツルした面(金属、プラスチックなど)は、塗料の密着を良くするために、サンドペーパーで軽く研磨して目荒らしをします。
2. 下塗り材の選定
* 下地の種類に合わせる:
下塗り材(プライマー、シーラー、フィラーなど)は、塗装する素材(木材、金属、モルタル、コンクリート、石膏ボードなど)や、仕上げ塗料の種類によって適切なものを選びます。
* シーラー:
吸い込みの激しい下地(モルタル、コンクリートなど)の吸い込みを抑え、上塗り材の密着を良くします。
* プライマー:
金属のサビ止めや、塗料の密着性を高めるために使われます。
* フィラー:
下地の凹凸を平滑にし、微細なひび割れなどを埋める効果があります。
* 上塗り材との相性:
下塗り材と上塗り材の相性を確認し、同じメーカーの製品で揃えます。弊社では日本ペイントの塗料を使用しています
3. 作業時の注意点
* 周囲の養生:
塗料が飛び散らないように、塗装しない部分や周囲を養生シートやマスキングテープでしっかり保護します。
* 撹拌(かくはん):
下塗り材は使用前によく撹拌し、成分が均一になるようにします。
* 均一な塗布:
刷毛やローラーを使って、薄く均一に塗布します。厚塗りしすぎると乾燥不良や剥がれの原因になります。塗りムラがあると、上塗りの仕上がりに影響します。
* 乾燥時間の厳守:
下塗り材が完全に乾燥するまで、メーカー指定の乾燥時間を厳守します。乾燥が不十分だと、上塗りがきれいに仕上がらなかったり、剥がれの原因になったりします。弊社では油性の塗料を使用しています。
* 複数回塗布:
下地の吸い込みが激しい場合や、下塗り材の種類によっては、2回塗りが必要な場合もあります。
これらの点に注意して下塗り作業を行うことで、上塗りの仕上がりが格段に良くなり、塗装の耐久性も向上します。